朝起きて、まずお仏壇にお線香をあげます。
立ちのぼる煙をぼんやり眺めながら、
特別なことはないけれど、静けさを味わいます。
最近は、何かしながら「何もしない時間」にしています。
歯を磨くとき、ドライヤーで髪を乾かすとき。
考えるのをやめる、というより、考えてる自分に気づいて一度お休みするような感じ。
これが、マインドフルネスかなって思ってます。
難しい瞑想じゃなくて、「今」に気づく練習。
50代にもなると、いろいろあります。
体の変化もそうだし、家族のこと、仕事のこと、将来のこと。
そんな日々のなかで、私なりの“整える時間”探し。
朝の白湯を、ちゃんと味わう。洗濯物を干すとき、風のにおいを感じる。湯船につかって、水音に耳をすます。夜の基礎化粧品を丁寧に塗る・・・。
どれもほんの数分。
そこにちゃんと“今ここ”を見つけます。
今日も禅語をひとつ。
日々是好日(にちにちこれこうじつ)
映画のタイトルやCMで見かけたことのある言葉です。
どんな日も、かけがえのない一日。良い日か悪い日かを判断するのではなく、その一日そのものをまるごと受け取って味わおうという意味です。
雨の日も、疲れてる日も、
「今日はいい日だ」と言い切るのではなく、
「これもまた、私の一日だった」と受け止めるような感覚です。
私は最近はどんな一日だったとしても
「今日もまあまあいい日だった!」
と、口に出してから寝るようにしています。
眠る前の感情って、とても大事なんですって。
人と比べる必要がなく、
上手くならなくてもいい。
「ただ今に気づく」だけで元気になる。
誰にも気づかれないけど、自分の中でふっと笑える時間。
これって、究極の大人の“ひとり遊び”だと思いませんか?
“ちゃんとしなくていい”マインドフルネス。
自分の暮らしに合ったスタイルで、気づくことを楽しんでいきましょう!